HOMETOWN TOKYO
BANGKOK BIENNIAL 2021

2021.09.22 (wed) - 2021.10.05 (tue)
12:00 - 19:00 entrance: 500 JPY
at kisoba.tokyo / SOYOYA edobata / same gallery
























about
「HOMETOWN TOKYO」はタイ・バンコクの国際芸術祭「BANGKOK BIENNIAL 2020(1)」の東京会場として参加する展覧会です。
バンコクを舞台に開催されていた本芸術祭は、新型コロナウイルスの影響により世界各地、各々の地域で開催される運びとなりました。
自身の故郷を意識することはアイデンティティを形成するためのピースの1つとされていますが、私たちはこれまで故郷についてじっくりと意識を向けたことはあるでしょうか。コロナ禍の今こそ、あらためて故郷について感じるキッカケを作りたいと思い、本展を企画しています。
アートを媒介に議論が生まれ、アイデンティティや当事者意識が育まれることによって、社会に対してポジティブなアクションが起こせる。その第一歩となる展覧会を目指しています。
また、本展は「東京の故郷性」を邦題とし、墨田区・文京区・品川区の都内三箇所に会場を設置し、東京を拠点とする12名のアーティストの展示を行います。
物理的に移動することも本展のギミックの1つ。同じ東京でもそれぞれ街の在り方が違い、振り返りや新たな気づきがあるでしょう。
ぜひ会場を巡りながら私たちと一緒に「故郷」を感じてみてください。
concept
「BANGKOK BIENNIAL 2020(1)」と「HOMETOWN TOKYO」
2018年にタイ・バンコクで始まった2年に1度開催される国際芸術祭「BANGKOK BIENNIAL」は、バンコクを開催地としながら、オンラインや遠隔でパビリオンを出展できる新しい形の芸術祭です。世界各地から参加する若手アーティストやキュレーター各自が同じ立場でパビリオンを作る、ディレクターのいない脱中心的展覧会として注目を集めています。
アーティスト主導で運営される本芸術祭は、今なお続くタイの民主化運動と相互に作用しており、軍主導の政権による検閲から解放された自由な表現の場です。政治性や批評性を積極的にはらむ作品を鑑賞できる場は、鑑賞者に当事者意識を持って社会に向き合う機会を提供しています。
「HOMETOWN TOKYO」は、バンコクの若者がアートと社会的ムーブメントを結び付けながら自国の未来を思考する様子に触発され、企画されました。本展は、ここ東京においても、アートを通して自らを取り巻く社会について対話する機会を創出したい、という企画趣旨に賛同したアーティストを含む多様なバックグラウンドを持つ25名により運営されています。
